インタビュー interview

UIターン経験者座談会レポート その2

沖縄へのUIターンは “実際のところ”はどうなのか?その真相を引き出すことを目的に、移住してまだ1年経たない方から4年目のエンジニア4名に集まっていただき、座談会を行いました。掲載第2回は「移住するにあたっての準備段階のエピソード」について語っていただきます。

 

>>第1回「移住の経緯を教えてください」はこちら

 

【座談会 参加者】

Eさん(フリーランスのエンジニア・40代・男性・Iターン1年目)

Hさん(システムエンジニア・30代・男性・Iターン1年目)

Oさん(リードエンジニア・30代・男性・Uターン1年目)

Uさん(システムエンジニア・30代・男性・Uターン4年目)

 

 

Iターンのお二人は、沖縄以外の場所と比較検討しましたか?

Eさん:

沖縄県以外は考えてなかったですね。私は東京で育って都会の光景にも少し飽きていたので、海が見える地域で暮らしたいなと思っていたんです。沖縄には昔からダイビングに来ていたこともあり、綺麗な海を見ながら仕事や生活ができると思ったので、沖縄一択でした。

 

Hさん:

私も同じく、沖縄一択でしたね。もともと沖縄には、妻と旅行で訪れていて、「いつか住めたらいいね」という話をしていました。そのとき私たちは東京で働いていたのですが、仕事で体調を崩したのをきっかけに、自然の豊かな場所に行こうという話になったんです。そのとき2人とも、沖縄しかないという意見でした。

 

UIターンで移住してきたときに、不安なことはありましたか?

Eさん:

むしろ不安なことしかなかったですね(笑)。それまで20年間ずっと会社勤めで、沖縄に移住するタイミングで初めてフリーランスになり、しかも知り合いがほぼいない沖縄での挑戦だったので、仕事がうまくいくかどうか、正直不安でした。実は移住前はずっと実家暮らしで、初めての一人暮らしというのもあり、ちゃんと生活していけるかどうかも不安でしたね。

移住にあたって、那覇に近い物件を探していたんですがなかなか良い出物がなく、結果、那覇からは少し離れましたが漁港が近くにある良いところに決め、今住んでいます。実際に沖縄での生活を始めてみて、最寄りのコンビニまで1kmあったり、通販が届くのに1週間くらいかかったり、技術書の品揃えが豊富な書店も数えるほどしかないし、さらに店頭に並ぶのも遅かったりと、東京にいたころと比べると何かと不便になった感じはしました。でも、実際の暮らしの中で、気軽にコンビニに行けない分、自炊をしたりするなど、それなりに大変ではありますが、克服していけているものもあります。自炊の他、自分で掃除や洗濯も行なっているせいなのか、最近、人間らしくなったと東京の友人にはよく言われますね(笑)。

 

Hさん:

私は北海道の出身ですが、大学進学で京都に、就職で東京に移住したこともあり、土地を変えることへの不安や違和感はなかったです。ただ、私は何度か転職をしましたが、結婚以来、妻と二人同時に転職するのは初めてだったので、そこだけは少し不安でしたね。

移住当初は、妻の転職のタイミングの関係で、私が沖縄に先乗りして、マンスリーマンションで暮らしていました。その後、妻が転職活動で沖縄に来たときに、転職先の会社が賃貸物件を1日掛けて案内してくれて、その中にすごく良い物件があったので、即契約してしまったんです。そうなると、妻が沖縄に来るまでの間、短期間とはいえ、マンスリーマンションと新規契約の沖縄の賃貸物件と東京の3カ所分の家賃を払うのは厳しいなと…。結局、私はマンスリーマンションを引き払って沖縄の賃貸に住むことにしたんですが、東京からの荷物が届くまで、家具も家電も一切無いところに布団だけ買って1ヶ月間生活したのは、今では良い思い出です(笑)。

 

Oさん:

私は沖縄が地元で実家があり、友達も多いので、ずっと戻りたかった沖縄に戻れる喜びのほうが大きくて、不安はなかったです。ですが、移住後に思い切って家を買ったので、これからの生活が不安になりました(笑)。

 

Uさん:

私も地元で実家もあったので、沖縄にUターンすることに不安はなかったのですが、東京での生活が楽しかったので戻りたくない気持ちがすごく大きかったです(笑)。ただ、私は長男ということもあり、実家とお墓を継ぐ必要があり、Uターンを決意しました。沖縄に帰ってきた当初はなかなか仕事が見つからず不安ではありましたが、良い会社が見つかって安心しました。

 

沖縄での仕事は、どのように探しましたか?

Eさん:

私はフリーランスとして仕事をするために沖縄に来ました。今は、いろんなコミュニティに参加し繋がりを作りながら、自分でどんな仕事を生み出せるかを模索しています。今のところ、前職で専門的にやってきた、MCPCというモバイル技術の講師が沖縄におらず、携帯電話事業者には必須の資格にもかかわらず福岡まで行かないと取れない状況らしいので、沖縄でMCPCに関する仕事をしていきたいなと思っています。

 

Hさん:

私はITキャリア沖縄のイベントに参加したり、ハローワークで会社を探したりして情報収集をして、10社以上に応募しました。その中の数社から3週間ほどで内定をもらったので、条件面や業務内容を比較して一番自分らしく働きやすそうだった今の会社に就職を決めました。

 

Oさん:

私もITキャリア沖縄の支援を受けながら、民間の転職サイトを2つ使っていました。この3つで情報収集をしながら、5社面接を受けて3社から内定をいただいて、前職を今年の3月末にやめ、4月から新しい会社で働き始めるという形で、スムーズに転職できました。

 

Uさん:

私はハローワークで探しました。自分が東京でやっていた仕事と同様の業務ができる会社を探したのですが、タイミングが悪くて求人募集をしている会社がそもそも4社しかありませんでした。とにかく急いで全ての会社に連絡を取って、面接してもらい、その中で一番レスポンスが早かった会社に就職することにしました。レスポンスが早いほど、より自分を必要としてくれてると思ったので(笑)。

 

みなさん、遠隔での仕事探しでも、転職サイトやUIターン支援の充実してきたこともあり、すんなり成功されたようです。ちなみにITキャリア沖縄では、首都圏、関西圏で働きながら転職・移住活動をしている方をサポートするため、求人情報の提供はもちろん、専門のアドバイザーによる転職相談、企業訪問や沖縄の不動産会社と相談ができる企業訪問ツアーを実施しています。沖縄での仕事探し&移住の際は、ぜひご活用ください!」

次回は、沖縄での生活や趣味、移住先でできた新たな人との繋がりについてのエピソードをお伝えします。12月29日の掲載を予定しております。


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