インタビューinterview

UIターン経験者座談会レポートその3

沖縄へのUIターンは “実際のところ”はどうなのか?その真相を引き出すことを目的に、移住してまだ1年経たない方から4年目のエンジニア4名に集まっていただき、座談会を行いました。掲載第3回(最終回)は「沖縄でできた『趣味』や『つながり』」について語っていただきます。

 

>>第1回「移住の経緯を教えてください」はこちら

>>第2回「移住するにあたっての準備段階のエピソード」はこちら

 

【座談会 参加者】

Eさん(フリーランス・40代・男性・Iターン1年目)

Hさん(システムエンジニア・30代・男性・Iターン1年目)

Oさん(リードエンジニア・30代・男性・Uターン1年目)

Uさん(システムエンジニア・30代・男性・Uターン4年目)

 

沖縄に来て、新しい趣味ができましたか?

 

Eさん:

東京にいた頃と比べると、IoTに関する技術について頻繁に触るようになりました。沖縄って春先から一気に湿度が高くなるので、部屋や衣服にカビが生えやすいんですよ。だから、こちらに来て早々にまず慌てて2LDKなので除湿器を2台買いに行きました。動かしてみたら確かにびっくりするくらい大量の水が取れるんですが、馬鹿にならないくらい電気を食うわけですよ。そこで、部屋の湿度を測定して、一定の水準を超えたらエアコンのスイッチが自動的に入ったり消えたりして部屋の湿度を調整するシステムを自作しました。他にもいろいろ実験したんですが、結局、湿気対策はエアコンをつけっぱなしにするのがベストだと(大笑)。あれこれ試行錯誤するうちにIoTが趣味みたいになっていました。これは、沖縄に来たからできた新しい趣味かもしれませんね。

 

Hさん:

東京にいたときは、マンガや読書、カラオケといったインドアな趣味を楽しむ機会が多かったです。でも沖縄に来てから、休日はドライブする機会が増え、道の駅に行ったりして産直野菜を購入して料理したりといった趣味ができました。あとは、東京ではしたことがなかったんですが、居酒屋やバーでよく一人飲みするようにもなりました。よく行くお店では、ボトルをキープしてあるくらいです(笑)。沖縄の飲み屋では、飲みに来ている人に居合わせた他のお客さんが話しかけて、交流を楽しむといったことがよくあるんですね。私も、飲みに来ていた人と友達になったり、その人の知り合いともまた友達になって、友達の輪が広がっていきました。行きつけのお店で知らない人との会話を楽しむことも、沖縄に来てできた新しい趣味かなと思います。

 

Oさん:

もともとやってたフットサルを、地元の友達とやるようになりました。冬の沖縄は天気も崩れがちだったりするので、室内で楽しめるフットサルは欠かせない趣味ですね。東京にいた頃は、冬だとスノーボードをやることが多かったんですけど、沖縄はもちろん雪が降らないですからね。Uターンということもあって、地元の友達と遊ぶ機会が増えたなと思います。

 

Uさん:

私は1人で何かをするのが寂しいので、東京でも1人でいるよりは誰かと飲みに行ったりすることが趣味みたいなものでした。沖縄では、よくO君を誘ってフットサルをしたり、一緒にお酒を飲んだりしています。実はフットサルをするときに、地元の友達を集めているのは私なんです(笑)。やっていることは、東京と沖縄でそう変わらないので、沖縄に戻って来たからといってあまり新しい趣味ができたなという感じはないですね。

 

沖縄移住で、何か新しいコミュニティに参加されたりしていますか?

 

Eさん:

今は特にそういう活動はしていないですね。東京ではエンジニアの勉強会に参加して、その後の飲み会でいろんな方と話したり、そこで知り合った方と一緒に勉強会を開催するようなコミュニティを作っていました。沖縄では主な交通手段が車ということが要因なのか、エンジニアの勉強会の後に飲み会がないケースが多いんです。だから参加者同士コミュニティを作れるきっかけがなかなかなくて、ちょっと苦労してます。本当はもっと飲み会があってほしいんですが、誰もが車で移動する沖縄では難しい話なのかもしれないですね。

 

Hさん:

沖縄に来てからはEさんのような活動は特にしていないですが、プライベートでは行きつけの飲み屋で出会った人たちとアウトドアで遊んだりアクティブに行動することが多いです。東京ではIT系の知り合いばかりだったんですが、ずっと仕事の話をしている感じにも疲れてしまって(笑)。今は居酒屋やバーで会った様々な職業の人達と、キャンプに行ったりイベントに参加したりするような休日を過ごしています。また、先日の那覇マラソンでは、行きつけのバーのマスターとその常連さんたちと一緒に沿道でたこ焼きを焼いてました。33km地点で店を出してたんですが、先頭走者には完全に無視されましたが、最終的には行列ができて 用意した食材全てを配りきりました(大笑)。そんな風に、楽しみの幅がとても広がったように思います。

 

Oさん:

私の場合、一番は地元の友達というコミュニティですかね。先ほども言っていた、地元の友達とのフットサルというのが、もっともアクティブに活動しているコミュニティかなと。そもそも私はUターンなので、新しい知り合いが増えたというより、元々の友人関係がより濃くなったように思います。

 

Uさん:

私もUターンで、地元のつながりはもともとあったので、そこでの活動がメインという感じです。ただ、地域の決めごとを考えたり、祭りの運営をしたりする年齢にもなり、今は青年会に参加したり、自治会への参加が増えました。そういった新しいコミュニティへの参加は、年齢的なものもありますが、沖縄に戻って来たからこそという感じはしますね。

 

 

沖縄にUIターンをして、成功する人と失敗する人の違いはどんなところだと思いますか?

 

Hさん:

仕事上はわかりませんが、生活面だと、ご近所同士の付き合いを楽しんでいる人、もしくは付き合いを一切していない人が成功している気がします。沖縄でのご近所付き合いって、県外に比べるととても濃く感じるので、そこにストレスを感じる方が多くいるように思うんですよ。でも、そのつながり自体を楽しむことができたなら、当然ストレスはありません。一方、そのつながりが厳しいと感じて、中に入らない決断をすれば、それもまたストレスなくやっていけます。失敗するのは、そのどちらにも寄らず、人間関係でのストレスを抱えながら生活をしていく人だろうなと思います。

 

Uさん:

Hさんがおっしゃることはとても共感できます。私はどちらかというと積極的にいろんな人との付き合いを楽しんでいるので。楽しむコツとしては、地域の人が自分を受け入れてくれることを期待しているばかりじゃなく、自分から飛び込んでいくことが大事なんじゃないかなと。自分を受け入れてくれることをただ待つばかりだと、結局なかなか受け入れてもらえないと思います。

 

最後に、UIターンで沖縄移住されてよかったところはどんなことですか?

 

Eさん:

仕事以外だと、私は昔からダイビングをしていることもあって、サンゴの産卵が見れたことですね。サンゴが産卵するときの光景って、海がピンク色に染まってすごく綺麗なんですけど、見れる時間がとても短いんですよ。沖縄に住んでるからといって、あまり見れるものではないんです。だから、サンゴの産卵が見れたことは、沖縄に移住して本当によかったなと、ダイビング好きとしては思っています。

 

Hさん:

気候が安定していることと、人のつながりが増えたことですね。気候に関しては、北海道出身の私が言うのもなんですが、1年を通してあまり寒暖差がないのは本当に素晴らしいです(笑)。プライベートでの人との関わりも増え、東京時代と比べると、気温にも人間関係にもストレスを感じることなく暮らせているので幸せです。

 

Oさん:

車通勤になったことですね。前は職場が渋谷で、家が千葉だったので、通勤に1時間半かかっていたんです。それが今、渋滞していても1時間かからずに出社できるので、よかったなと思います。しかも車がプライベート空間なので、どれだけ混んでいても電車と違い、周囲の人に気を使わず気楽に過ごせるので最高です。

 

Uさん:

そうですね。。。なんといっても飲み代が安いこと。結構飲んだなと思っても3000円程度で済むので。これに尽きますね(笑)。

 

沖縄では、ストレスフリーな生活ができそうというイメージをもつ方が多いと思います。今回のインタビューを通じて、満員電車や1日の寒暖差、スギ花粉がない、飲み代が安いなど、沖縄独特の文化や気候によるストレス解消があることはもちろん、それぞれ、沖縄ならではの趣味や人とのふれあいなどによるストレスを発散、又はストレス自体を受けないように遮断するなど、いろいろな方法によって生活環境を改善しているというお話がたくさんありました。それらが結果として、沖縄移住を成功させる一因になっているようです。

今回で最終回となりましたが、連続3回の掲載を通して、沖縄へのUIターンについて、その良さ、問題点などが改めて伝わったのではないかと思います。これを参考に沖縄移住を考えてみませんか?

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