インタビュー interview

【沖縄テクノス】「SAP」とオープン系 首都圏・大手企業との取引多数。沖縄から全国、そしてアジアへ

東証プライム上場のテクノスジャパンの子会社で、ニアショアや業務系基幹システム、ソフトウエア、情報セキュリティなどの開発業務を手がける沖縄テクノス株式会社(本社:那覇市)。沖縄では数少ない業務系基幹システム「ERP」(※1)を主軸に、近年はオープン系の開発も強化するなど県内のIT産業を盛り上げています。その成長の源泉はどこにあるのか。開発部トップの役員と現場の若手社員にお聞きしました。

 

※1 ERP
総務や会計、人事、生産、販売など企業の基幹情報を統合的かつリアルタイムに処理し、効率的な経営スタイルを実現するためのシステムツール。

 

 

卜部 俊一郎(執行役員 兼 システム開発部部長)*写真右

神奈川県出身。東京都内の建築関連会社にインテリアデザイナーとして新卒入社。その後IT業界に転職し、プログラマーに転身。システムエンジニア、プロジェクトマネージャーなどを経て沖縄に移住。複数の企業に勤めた後、2017年に沖縄テクノスに入社。

 

片山 仲(プログラマー)*写真左

熊本県出身。長崎県内の大学(文系学部)を卒業後、新卒で沖縄テクノスに入社し、現在4年目。オープン系の開発チームに所属し、プログラマーとして船舶のIoTに関するAndroid(アンドロイド)アプリの開発などに従事している。趣味は釣りやツーリング。

親会社は東京の上場企業。業務系基幹システム「ERP」

沖縄テクノスに入社した理由をお聞きします。

卜部:
縁あって沖縄に移住してから最初は別の会社に勤務していたんですが、顔見知りだった当社(沖縄テクノス)の社員に声をかけてもらったのが転職のきっかけでした。

沖縄テクノスは業務系基幹システムのERPに強く、「SAP」(※2)というパッケージソフトを扱っています。SAPは世界で最も使われているERPツールですが、沖縄で扱っている企業は限られています。そのため、東京や大阪の名だたる大手企業と取引があると聞きました。差別化された強みを持っており、安定性や将来性を魅力に感じたんです。

※2 SAP

ERPツールの中で最も世界に浸透しているパッケージソフト。

片山:
私は新卒で入社し、同時にそれまで住んでいた長崎から移住してきました。当初は東京で就職活動していたんですが、人があふれんばかりの満員電車に驚き、「ここでは暮らしていけそうにないな」と上京を断念したんです。

そこから紆余曲折あり、沖縄テクノスの存在を知ることに。実は私は文系出身で、大学も非情報系の学部に在籍していました。プログラミングの基礎さえ知らない素人だったんです。

ただ、沖縄テクノスと出会ったことで、思い切ってエンジニアの道へ進もうと考えるようになりました。親会社は東京にある上場企業で、沖縄にいながら開発の上流工程に携わり、大きなプロジェクトに参加できるチャンスがあります。それが入社を決めた大きな理由です。

SAPとオープン系の二本柱。取引先は9割超が県外

事業内容や自社の強み、現在の業務を教えてください。

卜部:
当社の事業は「SAP開発」と、タブレットやスマホアプリの開発なども行う「オープン系開発」の二本柱です。

取引先は9割以上が東京や大阪などの県外企業で、TVCMに出てくるような会社もたくさんあります。特に製造業が多いのが特徴で、基本設計から詳細設計、開発、試験・検証までを幅広くカバーしています。

以前はSAP開発が主軸でしたが、近年はオープン系の受注も急増しています。その裏には、社内ラボ(研究室)の存在があります。有志のメンバーが集まり、そこで新しい技術の研究を行っているんです。オープン系の開発は、まさにこのラボでの試験的な取り組みから生まれ、今では当社を支える事業にまで成長しているんです。

片山:
私は入社2年目から、プログラマーとしてアプリ開発を担当しています。例えば、船舶のさまざまなデータを集約・分析するアプリです。

エンジンや各種装置に搭載されたセンサーなどからデータを収集することで、機械故障などのトラブルの予兆を素早く察知したり、燃費を改善したりと安全で効率的な運航に活用されています。 一言でいえば、船舶のIoTプラットフォームですね。アプリを搭載した船が世界各国を航海していると思うと、なんだかロマンがありますよね。

卜部:
私は現在、主に経営の業務に携わっています。同時にシステム開発部の部長として、現場の技術者の育成にも力を入れています。

特に喫緊の課題となっているのが、マネージャーやプロジェクトリーダーをどう増やしていくか。そのために、ミスを恐れず挑戦する姿勢を大事にしてもらおうと、なるべく現場に裁量を持たせるようにしています。

私自身も最初は現場の一般社員からスタートし、そこからプロジェクトのサブリーダー、リーダー、マネージャーを経て今のポジションにたどり着きました。

当社には明確な人事評価システムがあり、どんな人も努力し、成果を上げればステップアップできる環境があります。ですから、若い社員には普段から私自身の経験を伝えるとともに、「どんどんチャレンジしてほしい」と口にしているんです。

プロジェクトの成功率を高める「コミュニケーション力」

職場の環境や雰囲気はどうですか?

片山:
社内はとても風通しがよく、和気あいあいとしています。

私が未経験でもここまで成長できたのは、入社前のeラーニングと入社後の最大約6ヶ月にわたる充実した研修とともに、上司や先輩に気軽に質問でき、嫌な顔ひとつせず親切にアドバイスをしてくれているからです。

平均年齢は約30歳。 私の直属の上司もまさにその年代で、フラットに意見を言い合えます。ほかの先輩たちも「最近、調子はどう?」などといつも気にかけてくれています。

新卒、移住、それに入社当時はコロナ禍真っ只中でした。周囲にまったく知り合いがいないなかで、うまくコミュニティに入れるか不安もありました。ただ、先輩が飲みに連れて行ってくれたりと、温かく迎え入れてくださったのは心強かったですね。

ちなみに、毎週金曜は「カジュアルフライデー」といって、私服で出社できる制度があります。仕事が終わったら、那覇の本社近くにある国際通りのお店でよく飲み会を開いているんです。

卜部:
片山がお伝えしたように、私たちは社内のコミュニケーションをとても重視しています。それは、社員一人ひとりに心地よく働いてもらうためだけでなく、プロジェクトの成功率を高めることにもつながると考えているからです。

というのも、どんなに技術的に優れた人が集まっても、プロジェクトがうまく進まないことがあるんですよ。これは東京で働いていた頃によく感じていたことで、その原因を突き詰めるとコミュニケーション不足に行き着くことが多かったんです。

些細なことでも放置していると、それがのちに大問題に発展してしまう恐れがあります。プロジェクトを成功させるには、積極的にアラート(警告)や意見を投げかけ合えるチーム運営が欠かせないんですよ。

ですから、私たちは風通しのいい職場づくりにこだわっているんです。普段から雑談を含めた社員同士のコミュニケーションを大切にしていれば、仕事の面でも率直に意見交換できるようになり、プロジェクトを滞りなく進めることができます。たとえコミュニケーションに自信のない人でも、自然と意見を言い合えるようになるはずです。

実際、ありがたいことにお客様からは「問題を察知したらすぐに意見を上げてくれ、助かっている」などと評価いただいているんです。

片山:
毎朝行う「朝会」もコミュニケーションの活性化につながっていると思います。

各プロジェクトのリーダーによる進捗報告に加え、毎週月曜は全社員が参加し、持ち回り制で毎回1人の社員がフリーテーマで簡単なプレゼンをする「ライトニングトーク」もやっているんです。

以前私が担当したときは、趣味のツーリングや自前のバイクについて紹介したことがありました。最近では、チャットGPTの話題に触れた人もいましたね。技術的な情報を共有できるのは仕事にとってプラスですし、それ以外にもほかの社員のプライベートの意外な一面を知る機会にもなっているんです。

卜部:
「部活動」の存在も大きいですね。バドミントンにゴルフ、ダーツ、ビリヤード、ボーリング、テニス、ボードゲームと、コロナ禍前は月1回程度、いろんな部活動をやっていたんです。

しかも、社員の参加率が高いんですよ。コロナ感染も落ち着いてきたので、そろそろ再開しようかと考えているところです。

片山:
私にとっては、残業時間が少ないことも非常にありがたいですね。月平均の残業時間は11時間です。 経営陣や営業の方々が、現場の技術者が疲弊しないように受注案件や納期をうまく調整してくれているようです。

卜部:
それができるのは、当社がSAPや、オープン系でも独自の技術を持っているのが大きな理由のひとつです。他社にはない特化した技術があるため、価格競争にさらされにくく、短いスパンで急いで納品しなければならないような事態を極力避けることができるんです。

「沖縄テクノス」から、「テクノスアジア」へ

移住して感じた、沖縄の魅力は何ですか?

卜部:
リラクゼーションと人の温かさ、これが沖縄の最大の魅力だと思いますね。時間にも心にも余裕が生まれ、その分仕事の面でもポジティブな発想が生まれやすいように感じます。

片山:
私も同じように、オンとオフの切り替えのしやすさを実感しています。満員電車とも無縁です。自宅からオフィスまでは距離は約2キロ。バスや徒歩でゆったり通勤できています。

今後の目標や、会社の将来ビジョンを教えてください。

片山:
将来的には詳細設計や基本設計などの上流工程に携わり、今以上にお客様にご満足いただけるアプリをどんどん開発していくのが目標です。

プライベートでは、大きな「メッキアジ」を釣り上げたいですね。沖縄では、本土でなかなか目にできない南方系の珍しい魚がよく釣れるんですよ。

卜部:
現在の社員数は約40人ですが、近い将来に100人、200人へと増やし、さらに中国や東南アジア各国とタッグを組みながら、ワールドワイドに会社を大きく成長させていく構想があります。今は「沖縄テクノス」ですが、いずれは「テクノスアジア」といえるような場所に到達したいですね。

そこに醍醐味や将来性を感じていただける方、会社とともに大きく成長したいと考えている方などに、ぜひ当社の扉を叩いていただけるとうれしいです。私たちと一緒に、大きな夢を実現させましょう。


●【NEWS】移住イベント@オンラインに、沖縄テクノスが出展します!イベントの詳細はこちらにてご確認ください。

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